スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

油圧機器におけるコンタミネーションコントロール 忘れたらアカン ものづくり

忘れたらアカン、ものづくり のブログを書いている、マーシーです。

今日は、油圧機器におけるコンタミネーションコントロールについて述べます。


■コンタミナント
  作動流体中に「ごみ」など、作動流体から考えて異物が混入している
 とき、その異物はすべてコンタミナントと総称されます。
  コンタミネーションはコンタミナントが混入した状態をいいます。
 小さな空気の泡が 多数あれば、それは「エアコンタミネーション」、
 作動流体が油であれば、水がわずかに混入した状態は 「ウォーター
 コンタミネーション」と呼ばれます。油などが分解あるいは化合により
 生成した物質は、スラッジを作りやすいが、スラッジもコンタミナントです。
 グリースや、それに近い性質の半固形物も、コンタミナントと考えます。
  油圧機器は機械で金属等の固体物質の組み合わせにより構成されており、
 運動によって摩擦に起因する摩耗粉が、機器の内部で発生します。

  これら固体の微粒子は「粒子状汚染要因物」(particulate contaminants)
 と呼ばれます。装置の組立時に機器内部に加工時の切粉が残っていれば、
 これも粒子状汚染要因物になります。装置内には、外部から砂などが混入
 してくるが、これも粒子状汚染要因物の一部となります。

  微生物は水や含水系の作動流体中で発生増殖しやすいが、微生物やその
 屍骸、排出物などによる汚染は「バイオコンタミネーション」
 ("bio-contamination”) と呼びます。これらの不純物を除去し、流体を
 適正な清浄さに保つことを、油空圧機器の分野でコンタミネーションコン
 トロール(汚染管理)といいます。

 
■隙間とコンタミナント
  流体中にもし、このような固形物が混じっていたら、どうなるでしょう。
 図1はすき間と、そこを通る微粒子を、模式的に描いたものです。

  図1:すき間と微粒子の関係

コンタミナントの生成_convert_20110313061720


  図1のような状況は、油圧機器内では、ごく普通に生じます。
 すき間を通過する固体粒子の寸法が、すき間よりもずっと小さくて、粒子
 が流体と一緒に流れてしまうならば、別に問題は生じません。

  しかし、粒子がすき間と同等程度の大きさの場合には、複雑な問題が起
 こります。粒子は一般に不規則な形をしているので、すき間に流れ込んで
 から、途中で壁と噛み合ってしまうことがあります。複数の微粒子がすき間
 内で合体してしまい、すき間内で壁面に固着することもあります。

  このようなときに、壁面に平行に相対運動が起これば、壁面の摩擦力は
 増加し、摩耗が生じます。発生する摩擦熱により、二つの壁面の固着(焼
 付き)が生じることもあります。
  
  弁では小さな孔を固定絞り、可変絞りとして利用します。その孔の開口
 面積を制御して、アクチュエータの速度制御などを行っています。ここに
 微粒子群がやってくると、目詰まりや摩耗などが生じ、これが制御系の
 動作不良を引き起こします。

  以上のように、作動流体中に微粒子が混入すると、装置の性能、機能に
 さまざまな障害を起こします。有名な調査結果ですが、イギリスでかなり
 昔に行われた調査では、流体駆動の代表である油圧駆動装置における故障
 の80 パーセントまでが作動流体中の微粒子などの不純物が原因であると
 の事です。流体駆動装置を故障無く運転するためには、汚染要因物を常に
 除去し、作動油を清浄に保つことが大切です。作動油の汚染状態を適切な
 清浄度に管理することが、一般的な作動油の汚染管理です。



関連記事

コメント

非公開コメント

Google Adsense
ものづくり検索
カスタム検索
カテゴリ
プロフィール

yes.marsy

Author:yes.marsy
Powerd by 似顔絵イラストメーカー

最新記事
最新トラックバック
FC2カウンター
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。