スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

熱処理により発生する残留応力 忘れたらアカン ものづくり

忘れたらアカン、ものづくり のブログを書いている、マーシーです。

今日は、熱処理により発生する残留応力について、お話します。


■熱応力とは
  鋼は常温から450℃までは弾性体の性質を持っていますが、加熱
 されて450℃前後になると塑性体になります。

  ですから、鋼は450℃から急冷しても弾性復帰するだけで、応力
 の残留は有りません。しかしながら、450℃以上の温度から急冷
 すると、塑性変形を起こして残留応力が発生するようになります。
  これが熱応力になります。

■残留応力の発生
  もし、塑性変形をしなければ応力の残留はありません。
 鋼の熱処理は塑性体域に加熱するプロセスです。
  特に焼入れは、鋼の変態点(約730℃)以上に加熱してから冷却す
 るので残留応力が発生します。


熱処理と残留応力
  空冷しても焼きが入る焼入れ性に良い鋼は、ゆっくり冷却しても
 焼きが入ってマルテンサイト組織に変態して、変態応力を生じます。
  しかし、空気焼入れではなく、焼入れのため水や油に浸漬して冷却
 すると、急冷による熱応力に加えてマルテンサイト化による変態
 応力も、残留応力になります。


■圧縮残留応力
  一般に熱応力は、表面には圧縮応力(マイナス)、内部には引張
 応力(プラス)を発生させます。
  一方、変態応力では表面が引張応力、内部が圧縮応力が発生し、
 熱応力とは逆のパターンになります。従って、鋼を焼入れのために
 急冷すると熱応力と変態応力の応力パターンが重なって、残留応力は
 複雑な分布になります。
  鋼部品は、引張応力により破壊しますので、表面に引張残留応力
 が残ることは、好ましくありません。逆に、圧縮残留応力が表面に
 残っていれば破壊を防止することになります。




関連記事

テーマ : ものづくり
ジャンル : ビジネス

tag : 熱処理

コメント

非公開コメント

Google Adsense
ものづくり検索
カスタム検索
カテゴリ
プロフィール

yes.marsy

Author:yes.marsy
Powerd by 似顔絵イラストメーカー

最新記事
最新トラックバック
FC2カウンター
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。