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鋼構造物の素地調整について   忘れたらアカン、ものづくり

忘れたらアカン、ものづくり のブログを書いている、マーシーです。

今日は、鋼構造物の素地調整について少し、記します。


■鉄鋼の表面の状態
   鉄鋼の表面は活性なために、空気中に放置すると、酸素と水分の
  影響ですぐに錆が発生します。

   水と酸素に接触させないために、鋼材には防錆油が塗られていたり、
  黒皮(ミルスケール)という安定な錆で保護されています。しかし、黒皮は
  時間の経過とともにはがれてくるので、この上から塗装しても効果が
  ありません。良好な塗装を行うためには、この黒皮や錆を完全に除去する
  必要があります。


■素地調整(ケレン)の種別
   素地調整の作業には、
    (1)黒皮を含むサビ落とし、
    (2)劣化した旧塗膜の除去、
    (3)汚れ・油脂類の除去、
    (4)皮膜化成処理、
  などが含まれます。
   ケレンという用語は、上述の(4)以外の素地調整を総称したものです。
  塗装する表面をきれいにすることから、きれいにする英語のクリーンが
  変化して、ケレンと呼ばれるようになったということです。

   ケレン作業の種別と概要を下表に示します。

ケレン種類


   各種別に、使用する工具は異なります。
  1種ケレンではサンドブラストやショットブラストと呼ばれる装置や機械が
  使用され、活性な金属面を完全に露出させます(ホワイトメタル)。

  2、3種ケレンではディスクサンダーと呼ばれる動力工具の使用が主体で、
  ワイヤブラシなども併用されます。

  4種ケレンではワイヤブラシなどの手工具のみにより錆、旧塗膜を除去します。



■ケレン作業の例
  (1) 1種ケレン
       新しい鋼構造物の場合は、軟鋼材の黒皮を除去する必要があります。
     これにはブラスト処理が行われます。ブラスト処理をした鋼材表面は、
     金属光沢ではなく白っぽい鈍い光沢になります(ホワイトメタルといいます)。
     ブラスト処理により、鋼材の表面は非常に活性化された状態になっています。
     できるだけ早くプライマーを塗装する必要があります。

  (2) 2,3種ケレン
      塗替え塗装の場合は、一般には2種または3種ケレンが適用されます。
    錆の発生率が5%以上になると、ケレン作業は難しくなり時間がかかります。

      2種ケレンでは凹部の錆や塗膜は残ります。もちろん、塗替え時の錆の
    発生率が少ないほど、3種ケレンの適用が可能なのでコストが下がり、かつ
    良好な塗装効果が得られます。  

      定期的な塗替えを行うことが、鋼構造物の寿命を延ばします。例えば東京
    タワーは4年から6年ごとに定期的に塗替えが行われています。塗替えの際は
    健全な塗装部は残して塗装下地にしているそうです。それで60年近くも優雅に
    そびえています。



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