スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

鋳鉄に対する色々な元素の働き

鋳鉄に含まれる諸元素の働きは次のようです。

1.黒鉛の生成を促進または妨害する作用
  溶融鋳鉄中にCやSiが多いとねずみ鋳鉄になりやすく、Crが多いと白鋳鉄となりやすくなります。
  この場合、CやSiはねずみ鋳鉄化(灰銑化)を促進します。
  白鋳鉄を加熱すると、セメンタイトが分解して黒鉛ができます。これを黒鉛化といいます。ねずみ
  鋳鉄化を促進する元素は黒鉛化を促進します。妨害する元素は黒鉛化も妨害します。
  黒鉛化を妨げる元素の働きの強いものから順番に見ると、S、Cr、V、Mn、Mo、Wであります。
  一方黒鉛化を促進する元素は、Siが最も強く、Al、Ni、Cu、Coの順に弱くなります。

2.肉厚感度に対する効果
  鋳鉄が凝固するときの冷却速度は鋳鉄の組織に大きく影響します。
  従って品物の大小、中心部と表面付近ではその組織が大きく異なる場合が有ります。
  しかし、黒鉛化を促進する元素と、黒鉛化を阻害する元素を同時に添加するとその差異が出来    にくくなります。この場合これらの元素が肉厚感度を鈍くすると言います。

3.黒鉛の形、大きさ、分布に対する効果
  鋳鉄中の金属元素、非鉄金属元素、ガスなどは何れも黒鉛の形(片状、球状など)、大きさ、分布に影響を与えます。

4.接種剤としての効果
  Fe-Si、Ca-Si、黒鉛、Cr-Siなどが接種剤として用いられます。接種によって白銑化を防ぎます。

5.地の組織に対する効果
  地の組織に対する合金元素の効果は、鋼の場合とほぼ同じです。
  パーライト組織を細かくするもの、
  焼入性を増し、鋳造時冷却によりγ(ガンマ)相をマルテンサイト化またはベイナイト化するもの、
  γ(ガンマ)相を安定化して地の組織をγ組織にするものなどが有ります。
関連記事

テーマ : 仕事の現場
ジャンル : ビジネス

コメント

非公開コメント

Google Adsense
ものづくり検索
カスタム検索
カテゴリ
プロフィール

yes.marsy

Author:yes.marsy
Powerd by 似顔絵イラストメーカー

最新記事
最新トラックバック
FC2カウンター
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。